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廃墟サイトの国

今となっては廃墟となってしまったサイトを紹介します

半世紀以上活動する日本最大の同人サークル

 

SG企画

http://www5d.biglobe.ne.jp/~azumi/sg-kikaku/

 

サイト内容:漫画同人グループ「作画グループ」の出版会社サイト

開設:2000年8月20日

最終更新:2010年3月15日

 

 日本に於ける同人誌の歴史は長く、かつては俳句・詩・創作小説などと言った文芸同人が主流であり、その文芸同人は60~70年代に隆盛を極めた後、衰退していった。一方で後発の漫画同人のほうはといえば、第二次世界大戦後の漫画文化の興隆に伴って生まれ、コミックマーケットなどの即売会の存在によって根付き、今に至る。

作画グループは1962年に結成された漫画同人グループである。今年で結成52年の超老舗サークルだ。メンバーには『超人ロック』の聖悠紀、『風雲児たち』のみなもと太郎、『多重人格探偵サイコ』の大塚英志、『スーパーマリオくん』の沢田ユキオ、『ゴッドハンド輝』の山本航輝など錚々たる面子が揃っている。漫画家が同人誌を発行することは昔から何も珍しいことではないのだが、名のある者達が一同に介するということも今となってはなかなか無い。

 主な活動内容としては会員たちのオリジナル作品を持ち寄って作った同人誌を売る、というどこにでもある普通のサークルであるが、聖悠紀のブレイクによって入会者が殺到し、一時期は1000人を超えるなどとても同人サークルとは思えぬ会員数がいたらしく、それに伴って活動内容も拡大されたようだ。そうなると入会条件は結構ザルだったのだろうか。漫画家じゃなくても入会できたのかは謎である。

 『SG企画』とは「作画グループ」が立ち上げた出版会社だ。肝心のサイト内容だが、「作画グループ」として新刊を発行するといった能動的な活動は現在休止中らしく、主に既刊やグッズの通信販売を行っており、上記のサイトから購入できる。その豪華なラインナップはもちろんのこと、注目すべきは在庫の余り具合である。言い方は悪いが結構売れ残っている。最古のものでは1979年発行の3号から買える。今から35年前の同人誌となると歴史的にも価値が有るようなないような、しかし裏表紙を聖悠紀が務めるファン垂涎の一冊である。

 更新が停止しているのはやはり「作画グループ」としての表立った活動そのものがないからだろう。昨今は電子書籍でも通販を行っているらしく、サイトが動いていないところを見ると活動の主軸はそこに移ったというよりは、通販とは違い自分達で商品を発送する手間がはぶける(サイトを放置していてもいい)といった理由かもしれない。

 今後、「作画グループ」が同人誌を発行することはあるのだろうか。既刊の情報を見ていると、一年に一冊の刊行ペースなどは珍しくなく、最新号は二年ぶり、その前の号は三年ぶりというスローペースである。現在、101号を最後に新刊の発行は四年ほど停止している。新たな活動を待ち焦がれているファンも少なく無いだろう。興味のある漫画家、特に新進気鋭の漫画家はその門を叩いてみてはどうだろうか。

 

コミックマーケット 87 カタログ

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